ぷらっとひとり旅

子育てを卒業し、ふと気がつけば、時間を自分のためだけに使える自由な生活になりました。何をしようか?始めたのはひとり旅です。

#17 2-5京都(春)

3日目
桜の花見といえば、1598年4月20日(慶長3年3月15日)豊臣秀吉が醍醐寺三宝院の裏の山麓で催した花見の宴が有名です。


現代では温暖化の影響で、この頃より桜の時期は早まっているのでしょうね。山桜や枝垂れ桜は開花がソメイヨシノより遅いですが、秀吉の時代にはどんな種類の桜が咲いていたのでしょうか?


私が子供時代、出身の田舎町では入学式の4月8日頃に桜が満開でしたが、今では、東京では3月末には満開になり4月ではソメイヨシノは散ってしまうことが多いです。


さて3日目は醍醐寺をめざします。その前に、地下鉄東西線小野町駅から向かったのは


勧修寺(かじゅうじ)
昌泰3年(900年)醍醐天皇が創建し、門跡寺院として栄えました。
池泉回遊式庭園”氷池園”があり、水戸光圀の寄進と伝わる勧修寺型灯籠が目を引きました。



さて歩きます。てくてく・てくてく歩いていくと、桜や菜の花が咲き、春を感じ、日本って素晴らしい国だとしみじみ感じます。


随心院
小野小町ゆかりのお寺です。シャクナゲが咲いていました。
小野梅園でも有名ですが、最近ではインスタ映えする”極彩色梅匂小町絵図”が人気らしいです。
この頃は、仏像にはあまり注目していなかったのですが快慶の像もあり、御朱印もいただいていなかったので、また次の機会にぜひ訪れたい場所となりました。


また歩いて醍醐寺に向かいます。
醍醐寺
桜が満開で、ソメイヨシノや八重桜が美しく、素晴らしかったです。
三宝院庭園は、秀吉が全国から銘石を集めて作った名庭園。
三宝院内では、運慶作の弥勒菩薩像が公開されていました。美しく整った仏像で、快慶らしい優雅な像です。
醍醐寺は世界遺産に指定されていて、霊宝館も国宝の山。
さらに、見逃してはいけないのは、京都府で最も古く、平安時代創建の当初の姿を留めている堂々たる木造建築の五重塔。


醍醐寺にはさらに上醍醐エリアにたくさんのお堂があります。女人堂まで行って、山に入ろうか悩み、今回は断念しました。上醍醐へは、翌年行くことになります。